ピット型除振台

昭和サイエンスは、質量500トンを超えるピット型除振台もご提供可能。重心点支持により実現できる理想的な除振システム。

ピット型除振台とは、図1に示すように機器設置床にピット(穴)を作り、
その内部に空気ばねで支持された架台を設けた除振システムです。
この架台を含む機器全体の上下方向の重心位置と、空気ばねの位置を一致させます。
空気ばね式除振台では、最高の除振性能を発揮します。
架台の質量は、一般に機器質量の8~10倍程度となります。
設置場所の事前調査、装置に合わせた最適設計、製作、搬入据付まで、一貫して行なうので安心です。

ピット型除振台図1 ピット型除振台

除振特性

ピット型除振台では、重心位置で支持することにより、安定したばね系を得ることが出来るため、
固有振動数を非常に低く設計することが可能です。
パッシブ方式では、1Hz付近の周波数から除振効果が現れ、十分な剛性を持つ架台を設けているため、
広い周波数帯で良好な除振特性が得られます。(図2を参照)
さらにアクティブ方式では、フィードバック制御により、パッシブでは避けられない共振現象を無くすことが可能で
全周波数帯で除振効果を得ることが出来ます。(図3参照)
この事により、1Hz以下に大きな振動を持つ埋立地などの軟弱地盤でも対応する事が可能になります。

振動伝達関数(パッシブ方式)図2 振動伝達関数(パッシブ方式)

振動伝達関数(アクティブ方式)図3 振動伝達関数(アクティブ方式)

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製品の特徴

  • 理想的な重心点支持が可能。
  • 外力に対しても強い。
  • 除振台が床面に出ないので、全体の収まりが良い。
  • 恒久的な設備となり、長期的な使用が可能。
  • 建屋新設の場合に適しています。(高層階でも実績あり)

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